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組合について

組合について

理事長挨拶

「首里織」は昭和51年那覇伝統織物事業協同組合として設立されました。
昭和58年「首里織」として国の伝統的工芸品の指定を受け現在に至っております。
偉大な先輩たちが築いてきた首里織組合の理事長を継ぐ身としては至らぬところが多々ある事は承知しております。未曾有のコロナ禍中になって4年、織物業界を取り巻く環境は益々厳しくなっております。工芸に携わる私達にとって先行きの不安感は拭えません。「首里織」としての技術、技法の基本は踏まえたうえでの個性ある作品づくり、日々の研鑽を怠ることなく、組合員それぞれが努力することの大切さが求められていると思います。

昨年、首里織の作家で当組合の初代理事長、県内女性初の重要無形文化財保持者の宮平初子先生が逝去されました。その事で組合員は随分とさみしい思いをしました。しかし、今年に入り嬉しい知らせが舞い込んできました。それは祝嶺恭子先生が重要無形文化財保持者に認定されたことです。先生は沖縄の伝統的な染織品を国内外で積極的に調査、研究し琉球王国時代の技術を再現した事などが評価され、また「首里の織物」の復興に尽力してきた先生です。組合員一同が喜びに沸いたのは言うまでもありません。

そして、昨年は琉球びんがたと首里織、両組合の新たな拠点、「首里染織館 suikara」がオ―プンしました。
「首里染織館 suikara」は、一階に全島の工芸の展示と発信の役割を担う場、琉球びんがたと首里織の販売を行うショップが併設され、二階に琉球びんがた事業協同組合、三階に那覇伝統織物事業協同組合の構成となっています。
「首里染織館 suikara」という新たな拠点の場を設けたことで個々のもの作りに新しい結果をもたらす事を期待しております。
組合員の皆様方にお力添えをいただきながら微力ではありますが組合発展のため寄与できればと心より思っております。
理事長 吉浜 博子
2023(令和5年)5月

団体概要

設   立 1976(昭和51)年6月28日
名   称 那覇伝統織物事業協同組合
理 事 長 吉浜 博子
所 在 地 〒903-0812 那覇市首里当蔵町2丁目16番地 首里染織館suikara 3階
T E L 098-887-2746
F A X 098-885-5674
MAIL shuriori@lilac.ocn.ne.jp
組合員数 91名(令和4年3月31日現在)

MAP

主な事業

1.共同購買事業

良質な原材料の安定確保ならびにコスト低減を図るため原材料の共同購入を行う。

2.共同販売事業

取引の安定化を図るため、組合員から委託を受けて組合を窓口として製品の共同販売を行う。

3.教育情報事業

国、県、市の補助を得て後継者育成事業を実施し後継者の育成を図り、又研修会等を実施し組合員の人材育成を図ることを目的とする。更に新製品開発、情報収集提供等の事業も実施して行く。

4.宣伝展示事業

首里織のPRを目的に展示会の開催及び関係機関の実施する展示会への参加協力する。

5.表示事業

品質の維持、補償を図り、併せて消費者への便宜を供与するため県営検査に合格した製品に組合証紙及び伝産証紙を貼付する。

6.福利厚生事業

組合員に対する慶弔共済、レクレーション等の実施により組合員の親睦と相互扶助の精神の高揚を図る。

7.その他首里織の振興に関する事業