月1コラム始めます 2021/4月

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<すいうぃ>ぐとぅや ぬーやぃびーや

<首里織>ってなんだろう

What’s meaning of claftmanship of <shuriori>

はいさい、ぐすーよーちゅううがなびら、月一コラムを半年ほど担当させて頂きます、首里織の職人です、ゆたさるぐとぅ、うにげーさびら。

「首里城は知ってるけど、首里織は知らない」「地元だけどそもそも現物も見たことがない」という地元、沖縄の方や学生などに対しての語りかけ、という意図で平易な文章を心がけていきます。他地域の皆様は写真と合わせてイメージを膨らませていただけたら、幸いです。

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3月の上旬に首里に在る私の小さな店に親子が訪ねてきました。

「あのー、首里織の職人さんになるにはどうしたら良いのですか?」という問い。

私はこう話しました「高校で染織を勉強したのなら、もう貴方は染織家を名乗っていいよ」

「他にも色んな道筋があるよ、沖縄の芸大目指しても、組合の研修に参加するのも、いく通りかの方法があるから。今すぐ手を動かしたい度合いにもよるよね。」

「私は10代で高校で染織を学んで、芸大は通らなかったけど、首里織の工房に入れて、家族の転勤で長く沖縄離れていたけど、30代半ばに組合の後継者育成事業を受けて。今は自宅工房にて制作してます。10代と20代と30代でそれぞれ2年の振り返りはしてるかな、伝統工芸だから基本的な技術は代わらないから。安心して」

お話してる間にどんどんその方の表情がかわって自信に溢れた姿になり、そばにいた親御さんも嬉しそう。いずれ首里織の世界に入って下さるかな、ご一緒できる日を楽しみにしています。

細かい、緻密な手織り職人なので目と手が強い内に始めるに越した事なないのですが、社会人をへての経験も大事です。首里織の組合員、他沖縄織産地に比べて圧倒的に平均年齢が低く、20~70代まで幅広く構成されています。

皆それぞれに「首里織とは」という自負を持ち、日々の制作に取り組んでいます。

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あーとーとぅ、うーとーとぅ、ぐぶりぃさびら

<文章責任・東恩納朋子>

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2021年04月06日