〜 年は馬の走り トゥセー ンマヌ ハイ 月日が経つのは早い 〜 早いもので今年も残り1ヶ月を切りました。 先月開催された「第45回首里織展」には多くの方に足をお運び頂き、ご来場頂いた皆様、 開催にあたりご協力頂いた皆様、心よりお礼申し上げます。 12月に入り当組合もすっかり師走モード。 顔を合わせる組合員さん同士、 「もう12月だよー、早いねー」 「だっからよー」 「今年は特に早く感じるさー」 (毎年同じこと言ってる?)なんて会話もちらほら。 12月になり、南国沖縄もだいぶひんやりとしてきました。織りのお仕事をしていると、 さまざまなシーンで季節を感じる事ができます。 精練(糸のお洗濯)から始まり、染め、織り上がった布の洗い張り等、特に水仕事も多く、 冬場の此れらの作業は、底冷えする染め場も相まって身体の芯から冷え込みます。 捻った蛇口の水の冷たさから、沖縄の短い冬を感じつつ、 「ああ…今年も色々あったな…」 「来年はどんな年になるのだろう…」等々… 色々な思いに馳せながら、月日の早さを感じます。 来年は寅年。 寅年は「春が来て、草木が成長し、物事が始まる年」と言われているとか… なんだか、心躍りますね。 本年もどうもありがとうございました。来年も当組合を宜しくお願いいたします。 皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。 今月から月一コラムを担当させていただきます。日々の気づきと共に、首里織について 織り込みながらお伝えしていけたら…と思っています。宜しくお願いいたします。 文章 上地ゆき枝
2021 / 12月コラム
2021年12月06日