〜思立ちがいい日 ウムタチガ イイヒ 思い立ったがいい日〜 2022年 新しい年が明けました。 新年に向け、あらたな目標をたてられた方も多いかと思います。 また、何か新しい事を始めるいいタイミングかもしれません。 私も「今年は、帯を〇本織るぞ・・・」 「着尺に挑戦・・・」等々、 毎年目標を掲げます。 でも、実際は予定通りに進まないことが多いです。 正直、1年を通して同じモチベーションを保つことは難しい・・・ 目標をこなせなかった時、自己嫌悪を感じる事もありますが、あえて目標を たてるようにしています。 なぜなら、モチベーションが下がった時、自分に気合を入れ直し、行動する原動力に なる気がするからです。 この文章を考えながら、首里織の技法のひとつ「首里絣」を思い出しました。 首里絣は他の産地と異なり、手結式 ~ティユイ~という方法で織られています。 手結式とは、緯糸(ヨコイト)を手作業で1本1本ずらしながら柄を織りだす方法で、 これは首里絣の特徴です。 着尺の場合 約13m 1本1本、糸をずらしながら柄を作り織りあげていきます。 「 1本1本・・・ 1日1日・・・」 目標=(イコール)日々の積み重ね・・・ではないかと思います。 コツコツと糸を1本1本ずらしながら柄を作り、手結いで織りあげられた首里絣となんだか 似ているような気がしました。 文章 上地ゆき枝
2022 / 1月コラム
2022年01月11日