2022/5月コラム

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~ 人の良しあしや ならわしとつれて 覚えずに移る 花の匂ひ
   ヒトゥヌ ユシアシヤ   ナラサシトゥツリィティ  ウビラズニウツル   ハナヌニウォイ
    人の良しあしは普段の生活につれて覚えず表れてくるもので
    ふっと匂う花の香りのようなもの~


前にテレビで見た話です。
当時、とても感動した事を、自分より大きなランドセルを背負う子供達を見て
思い出しました。

信号機のない横断歩道で、歩行者がいると車が停止してくれる率、全国第一位の県を
ご存じですか?
なんと、6年連続で長野県が全国第一位だそうです。とても素晴らしいことです。
しかし、どうしてでしょう?

長野県が、特別な交通安全活動を行っているわけではないそうです。
ただ、子供達は、止まってくれた車に感謝の「お辞儀」を返します。
又、親と一緒に車に乗っている際に、自分の親が当たり前のように、歩行者に道を
譲っている姿を見ています。
そして、その姿を見ていた子供達が大人になり、自分がしてもらった事を覚えています。
自身の経験と習慣が、思いやりと感謝の連鎖となり、このような素晴らしい効果を
生みだしているのかもしれません。

これは、日々の生活には勿論、伝統や文化等、全てにおいて共通する事だと思います。

先日、グランドオープンした首里織と琉球びんがたの新しい拠点 「首里染織館 suikara」
近くには小学校があり、登下校の子供達の姿も見受けられます。

子供達の姿を見ては、自分の幼少時代を懐かしんでいます。とてもキラキラした思い出です。
それと同時に、私たちの行いが未来に繋がっていくんだ・・・と。
そう聞くと、何か大きな事のように感じますが、特別なものではなく
とてもシンプルな事なのだと思います。

思い合い、労り合い、感謝する。そして、その姿を私達が見せていけたなら・・・
その姿を見た子供達が、これからもずっと繋げていってくれると思います。

                               文章:上地ゆき枝



2022年05月16日